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メドックマラソンに関する詳細なまとめ情報は、こちらに展開する予定です。事前準備に関しては、こちらをどうぞ。
中間点からしばらくは主要シャトーがあまりない走りどころ区間
ちょうど中間点となるグラン・ピュイ・ラコストからは、サン・ジュリアン地区に入ります。ここからしばらく7kmくらいは、Château LAGRANGE、Château GRUAUD-LAROSEあたりまで主要なシャトーが登場しないので、頑張って走らなければいけない区間となります。
とにかく天気がいい、そして午後になるにつれて30度近く、いやそれ以上まで気温が上昇、さらには、前半調子に乗って飲み過ぎてしまった、さらにさらに計画の時間よりも40分以上もオーバーしている状態、非常に辛い。制限時間どころかあと5km走れるかどうかくらいの状態でした。
24.5km Château LAROSE-TRINTAUDON(Haut-Medoc,Superieurs)
でも、どうにかこなしていきます。前半よりも飲む量は減らしたものの、着実に給ワインをこなしていきます。
24.5km:Château LAROSE-TRINTAUDON http://www.chateau-larose-trintaudon.fr/
樽での給ワインが素敵すぎ。でも、もうかなり疲労困ぱい状態、しかし、出されたものは飲みます。ごめんなさい、味、記憶無いです。でもしっかりと飲んで写真は撮っておきました。まだまだ動ける、飲める、大丈夫。
27.0km Château BELGRAVE(Haut-Medoc,5級)
27.0km:Château BELGRAVE http://www.dourthe.com/chateau-belgrave/en/chateau-belgrave_presentation.html
なんとかこらえて、27km地点にあるベルグラーヴに到着。このシャトーに至るプロムナードの砂利道の石が大きくて脚が痛かったです。写真、残ってないか…、苦しかったから写真どころじゃなかったのでしょう。
しばらく給ワインやめようかと思いましたが、一口くらいは頂いたと思います。必死だったの、味わいを記憶する気力はなかったです。楽しいけど辛い…。
建物をよく見ると、フィンランドの旗があったりオーストラリアの旗があったり、きっといろいろな国がスポンサーになっているのでしょう。
国際色豊かなメドックです。
なお、こちらのシャトーのワインは、セカンドラベルですが、事前調査時にいただいておりました。
非常に口当たりの優しい味わい、メルロー色が思った以上に強いとメモをしていましたが、マラソン時の試飲でも確かにそのような味わいだったように記憶しています。
28.0km Château LAGRANGE(St-Julien,3級)
28.0km:Château LAGRANGE http://www.chateau-lagrange.com/
ベルグラーヴとほぼ隣接しているシャトー。サントリーの買収関係でちょっと日本でもお馴染みのシャトー。あと物理してた身としてはやっぱり特段親しみを感じる名前でもあります。
ということできちんと給ワインしたのですが、ちょっと酸味強すぎてイマイチでした。残念。
ラグランジュも、本番前のワイン調査にて自宅で飲んでいました。ハーフボトルですが。日本橋三越本店で購入。
ちなみにラグランジュは現地でとても手頃なマグナムボトルがあったので購入しています。ヤマト便で郵送を依頼したのですが、10月10日時点ではまだ届いていません。これについての詳細はまた後日。
St-Julienの広大なぶどう畑を行く
シャトー・ラグランジュから次のシャトーまでは、広大なぶどう畑ランが続きます。といっても2kmくらい。しかし、日中最も暑い時間、さらに日陰はないエリア。道路こそ走りやすかったといえども、非常に苦しいランとなりました。
少しでも、制限時間内にゴールできるよう意識が遠のきそうになる中、気合で走りました。
30.0km Château GRUAUD-LAROSE(St-Julien,2級)
- Château GRUAUD-LAROSE http://www.gruaud-larose.com/
非常に楽しみにしていたシャトーのひとつ。ロゴデザイン、エチケットがとってもかっこいいのですごく記憶に残っているワインです。
しかし、ほぼ30kmにしてすでに4時間30分以上も経過している。この暑さで披露しきった体力、そして脚にも相当ダメージが来ているなかで2時間弱で12kmは結構たいへんな気がしてきました。
疲れきっていてあまり写真がないのですが、そんななかでもしっかりと美味しいワインをいただきました。
そして、こちらも事前調査済みのワイン。
とても美味しかった記憶があります。香り高く飲みやすいのどごしなのにしっかりとしたフルボディ感もある。素晴らしい銘柄でした。
ちなみに、以前、都内にあるお気に入りのビストロ「ラ・メゾン・ダミ」さんで、そのセカンドラベルがあったので注文してみたのですが、これも素晴らしい出来!
やっぱり相性のいいシャトーだなあと思いました。
30kmを過ぎてさらに気温は上昇。そろそろ制限時間を意識しながらの戦いが始まります。かなり辛いけどまだまだ十分走れる、辛さと幸せな気分が相まみえるなか、気合もいれつつ次のシャトーを目指します。
(続く)