メドックマラソン、個人手配についての記録を、できるだけ多く残そうと思っています。
今回の内容は、
「個人エントリーは安上がりにできるが、ホテルや移動手段を手配するのは大変」
「国内の旅行会社を通してのエントリーはいろいろと楽だけど余計な観光も着くところが多くて高い」
「海外の旅行会社を通して申し込みをすると無駄な観光がなくて若干安い」
これらを絡めながら書いてみたいと思います。
個人手配は一番安いがいろいろ大変!
第30回のということで今回だけかもしれませんが、ウェブによる先着申し込みが極めて難しかったメドックマラソン。
しかし、個人でエントリーができれば、その後の各種手配(航空券や宿泊、移動手段等)を自分自身で行わなければならないものの、旅行代理店を通してのエントリーと比べれば出費は最小限で済むのも事実。
しかし、この個人手配が思った以上に大変だと思いました。
まずはホテルの手配。普段であれば大した難しさではないのですが、スタート地点であるメドック地区ポイヤック付近のホテルは、レースの前日および当日はほぼすべてが満室となっておりで予約できません。
地元をはじめ世界中のあらゆる旅行会社が事前におさえてしまっている可能性が高いです。
一方で、ボルドー市内というと、ここはさすがに大都市だけあってなんとかなります。しかし、この場合に問題となるのが当日の移動手段です。まだ前日はがんばれば何とかなるレベル。とにかく当日がどうしようもない。
どうやら前日および当日ともに、ボルドー市内からポイヤックまでのシャトルバスが準備されるようなのですが、このシャトルバスの運行に関する詳細情報がメドックマラソンエントリー時には詳しい内容がよくわからないんです。
何度か個人手配によるエントリーを経験しているならばともかく、最終エントリー申し込み終了の4月上旬の段階で公開されていないとなると、せっかく申し込めたけれども、当日移動手段できないかも…、と不安になってしまいます。
個人手配した方の情報がネットなどに全くないわけではありませんが、やはりこのメドックマラソン参加者のほとんどは、(国内の)旅行会社を通してが多いらしく、参加者のブログの大半は移動に関するはなしについて、ほとんど言及されていないのが現状です。そりゃそうですよね。
ようやくこの6月になって、公式サイトよりシャトルバスの運行情報が公開されたのですが、それでも予約ができるのは大会の1ヶ月前、
心配症な私にとては、やはりエントリーできる時点でもっとこういう情報が確定していて欲しいところです。だからこそ、こうしてこまめにblogで記録を残そうと思っているわけです。
シャトルバスについては、乗車申し込みが始まり次第、あらためて記事を書く予定です。
旅行会社を通しての手配はいろいろ楽だけど高い!
個人手配は確かに一番値段が安くできるという最大のメリットがあるわけですが、ネットでの先着申し込みはもちろんのこと、無事エントリーできたとしても、前述したとおり、ホテルの手配、前日当日の移動の手配などがとても困難でリスクが高いです。
そこで便利なのが旅行会社を通してのエントリー。
メドックマラソン、人気もあるせいでしょうか、いろいろな旅行会社がパッケージツアーを企画しています。
フランスとはいえどもボルドーという地方、さらには前述のとおり個人手配が困難なこともありますので、多くの人はこうしたツアーを通して参加されているようです。
ただし、ツアー会社を通しての申し込み、確かにいろいろと便利ですが、なんといっても高いものが多い!
HISさんのようなまだ比較的ミニマムなプランもあったりしますが、
それでも何か観光がついてくる、それでいてホテルもなしで500ユーロという値段。これは正直高い。
ほとんどツアーは、大会前後にメドックのシャトーを巡るツアー、あるいはボルドー郊外の世界遺産サン・テミリオン観光などがセットとなっているケースが多いです。他のフランスの地域に行くようなツアーもあるそうです。
ただ、このような観光がセットとはいえ、やっぱり通常よりも割高な気もします。
海外のツアーは比較的安くてGood! でもハードルも高い
そこでオススメが、海外のツアーで申し込む方法。もちろん日本よりも情報を集めるのが難しかったり、ある程度英語力がないと利用は難しいでしょうが、余計なツアーがついていないものが多く、日本の旅行会社が企画しているものよりも安く参加できるのがメリットだと思います。
まだまだたくさんあるかと思いますが、ここでは、ランニング&飲み仲間さんからいろいろ教えていただいた、実際に申し込みをしてみたツアーを2つほど紹介してみます。
まずこちら、イギリスの旅行会社のもの。
Sports Holidays & Sports Travel, Cycling Holidays, Marathon Travel, Running Events, Triathlon Events http://www.sportstoursinternational.co.uk/
ウェブサイトから簡単に申し込みすることができます。
エントリー代、マラソン前日(12日)、当日(13日)2日間のボルドー市内のホテル&朝食、および当日の開場までの送迎込みで約400ポンド≒70,000円程度。余計な観光はありません。
実は僕こちらを申し込んでみました。最大の理由は、当日の移動手段を確実に確保したかったため。単に情報収集をしたい(ブログネタにしたい?)という目的もあります。
もう一つはこちら、オーストラリアのツアー会社。ランニング仲間の友人がこちらから申し込みをしていました。
RunFun Travel, Marathon and Half Marathon Travel Packages, Australian, Travel Agent http://www.runfuntravel.com/
料金は720オーストラリアドルから。7万円程度といったところでしょうか。
こちらもエントリー代に2泊分の宿泊費と朝食込み。もちろん当日現地への送迎、終了後のボルドー市内への送迎もあり。上のスクリーンショットには書いてありませんが、別のページに書いてあります。
こちらは所定の申し込み用紙を記入、スキャンしpdf形式にて送付することで申し込み完了とのこと。
あと、結局申し込んだ人は知らないのですが、ドイツの旅行会社のものもありました。
RUNTRAVEL – Marathon du Médoc http://www.runtravel.de/Marathons-Europa/Marathon-du-Medoc/
これらの旅行会社が来年も同じようなツアーを企画するかどうかはわかりませんが、少なくとも「海外の旅行会社を使う」という選択肢は知っておいて損はないと思います。
ただし、海外ツアーであっても申し込みは先着につき激戦となりますので、要注意です。
海外ツアー申し込みにおける“Medical Certificate”
海外ツアー申し込みにおける“Medical Certificate”については、自分で英文の診断書を病院等で取得するところは個人手配時と同じですが、
Medical Certificate対策 #メドックマラソン2014 | my lifelog yuu-koma.jp http://www.yuu-koma.jp/?p=9150
僕が申し込んだイギリスの旅行会社では、個人手配の時にもあった大会側が用意した書面(グループ申し込み用のものかと思われます):
にも担当医からのサインをもらって提出するというスタイルでした。
個人手配のときは、診断書や専用書面をスキャンpdf化してから、そのファイルを大会の公式サイトを通してアップロードし提出しましたが、僕の旅行会社はスキャンしたpdfを旅行会社指定の担当者にメールするというスタイルでした。
以下、申し込みをした直後に届いたメールの抜粋です。
Medical Certificate
Please note, all entrants will be required to submit a medical certificate from their doctor confirming their fitness to participate in the event. This is attached to your booking confirmation along with a race entry form, and should be returned to Sports Tours International within 14 days of booking – if you have opted to purchase race entry through Sports Tours International.
PLEASE FORWARD YOUR MEDICAL CERTIFICATE TO –
Email: ********(担当者の名前とメアド)
アップロードするよりもメールのほうが楽だったかなー。
結局どれがおすすめか
この結論は実際に出場して現地当日の状況を踏まえたから下したいと思いますが、事前段階では「海外の旅行会社からのエントリー」が一番よいのではないかと思っています。
日本時間の深夜に受付が始まる、しかも開始時間がよくわからないなか、夜中に継続的に公式サイトが更新されるのを待つくらいなら、はじめから早い段階で適切な海外の旅行会社を見つけておくのも手です。
とはいえ、最も安くできる可能性の個人エントリーも捨てがたい。
このように記録を残し、そして実際に現地に行って、帰ってきてからおすすめの方法をゆっくり考えてみたいと思います。
メドックマラソンまであと84日。