フランスの最も美しい村巡りは、どうしても交通の便から自力でクルマを運転して訪れるしかないところばかりですが、そんなドライブの旅を繰り返すことで、自然と地方都市、さらにはフランスの行政区(県、地域圏)に詳しくなっていきます。
特に南西フランスには、このブログでも何度もご紹介しています通り、美しい村が集中しています。
アキテーヌ地域圏、ミディ・ピレネー地域圏、リムーザン地域圏、オーヴェルニュ地域圏、ラングドック・ルーション地域圏、プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地域圏、そしてローヌ・アルプ地域圏。
過去4年間、これらの地域圏に何度足を運んだことでしょう。
さて、これら地域を旅行しておりますと、時々次のような紋章の旗をよく見かけることがあります。
冒頭の写真は有名なトゥールーズのキャピトルですが、ここにもこの紋章の旗が掲げられています。
そして、過去訪れたフランスの最も美しい村においても時々見ることがありました。
この旗は、「オクシタニア(Occitània)の旗」なのだそうです。
オクシタニア(Occitània)とは、先に掲げたアキテーヌを始めとする地域圏を中心とした地域の名称。
「オック語」が話される地域、そしてフランスの地域圏の名称としてもお馴染みのラングドック(Langue d’oc)もオック語の土地の意味とのことです。
(以上、WIkipediaより抜粋)
ところで、この「オクシタニア」とか「オクシタン」ってどこかで聞いたことがありませんか?
そう、あの化粧品メーカー「ロクシタン(L’Occitane)」、実はこの名の由来が「オクシタニア」なんだそうです。
南フランスのメーカーですよね。
でも確かにプロヴァンスももちろんオクシタニアですが、僕のイメージするオクシタニアはやっぱりミディ・ピレネーかなー。
本日ちょっとしたきっかけで、ネットで調べ物をしていたら思わぬ収穫があり、blog記事にしてみました。
旅行中ではなかなか気が付かないことが多いですが、こうして戻ってきてblogに書くことでいろいろと勉強になります。またひとつ貴重な知識を身につけました。
次回この地を旅するときには、「オクシタニアの紋章」に注目してみたいと思います。