巡礼路ドライブの旅 No.0　書き始めにあたって – Camino de Santiago 2012

書き始めるのにかなり時間がかかってしまいましたが、2012年5月GWの旅の最大のテーマであった「巡礼路ドライブの旅」シリーズを数回にわたって書いていきます。

同時期に開催されていたバルセロナF1を見たいがあまり、日程的には相当タイトではありましたが駆け足で主要どころをひと通りまわれたのではないでしょうか。

旅行中にfoursquareで都度チェックしていたので、日程や時間含めてかなり詳細なログが残っています。

このログと写真の両方を見直すことで、旅行してから半年以上たった今でもどこを旅していたのかはもちろんのこと、どのような気温、天候だったのか、さらにはどんな思いをしていたのかを非常に鮮明に思い出すことができます。

さて、タイトルからもお分かりの通り、僕の場合は「クルマ」を使って旅しています。

しかしこの巡礼路の旅というものは、本来歩いて行うものです。そういう伝統なのです。

何ヶ月もかけて、一回で達成できない場合は何回にも分けて、敬虔なる信者たちは歩いて巡礼の旅をします。

そのため、一切歩かずにクルマで巡礼路をたどったとしてもそれは単なる観光であり信仰ではありません。当然、巡礼の旅をしたとはみなされません。

中世から続く「文化」や「歴史」には畏敬の念をもっていますが、信じるか信じないか、それについてはとくに述べるつもりはありません。ただ「純粋に観光」としてこの巡礼路をドライブしてきた、とだけ申し上げておきます。

いずれにしても、歩いて行う旅の情報はあふれいる一方で、クルマでの旅の情報はほとんどないのは事実。本来はありえないのかもしれませんが、そういうスタイルもあるんだ、ということを少しでも記録しておきたいと思いました。

次回からは、写真とこのfoursquareのチェックポイントとともに、巡礼路ドライブの旅をご紹介していきます。