ギリシャ旅行記。アテネ2日目の朝です。この日は夕方4時くらいまで観光、その後空港に移動して18:30の飛行機でサントリーニ島へと向かいます。
ホテルの朝。朝食は屋上でビュフェ。ご覧の景色!
朝日に映えるアクロポリスがとても美しい。
今日もいい天気になりそうだ。
さてさて、この日最初の観光は前日観光したアクロポリスの麓に広がる「古代アゴラ」からスタート。
アゴラとは「市場」という意味ですが、古代ではもう少し広義の意味合いをもっており、買い物だけでなく政治や宗教などの議論などをかわす場としても機能していたようです。
アクロポリスの丘を眺めながら徒歩でアゴラまで向かいます。
アクロポリスの丘をぐるりと廻るような感じで古代アゴラに到着。
いくつか入り口があるようですが、我々は北西側の入り口からはいりました。
北西側に入ると一番最初に目にするのは、古代アゴラの中でもおそらくいちばん有名な「ヘファイストス神殿」です。
紀元前440年ころに建てられたそうで、ギリシャ国内でも最も原型に近い形で残されている神殿とのこと。
紀元前からの立派な建造物が残されているのはこの神殿くらいでして、後のほとんどはいわゆる廃墟でした。
しかし、そんな「市場」からヘファイストス神殿やパルテノン神殿を眺めると、まるで古代の時代の景色が思い浮かんでくるかのような錯覚になります。やはり歴史の重みってすごいんですね。
一部近代の教会などが残っていました。
カトリックとはまた違った正教会の教会もとても趣があって好きです。
さてさて、そんな廃墟のなかに、ひときわ綺麗なエリアが存在します。
「アタロスの柱廊」、こちらはギリシャ遺跡のなかでただひとつ、完全に復元された建造物だそうです。
こちらの柱廊の中には、おそらくアゴラ内で発掘されたであろう立派なギリシャ封の彫刻が並んでいました。
どれも大きくて迫力のあるものばかり。こういうものがゴロゴロしているところが文明のすごさなのでしょうね。やはり大英博物館やルーブルなどで見るよりも現地で見たほうが重みを感じます。
古代アゴラ満喫のあとは、すぐ近くにあるプラカ地区を散策します。(続く)